------舞台設定------


 『悪夢喰らい』ダスト=ダスティは冒険者達に「悪夢=ナイトメア」退治を依頼するため、強制的に「夢の世界」へと彼らを誘う。

 「悪夢」とは言うまでもなく、知能のある種族が睡眠時に見る、悪い夢のことである。
 しかしここでいう「悪夢」とは程度にはよるが、概して夢を見ているものに重大な影響を及ぼす事が多いものを指す。

 そこで、ダストは「悪夢」を見る者の精神世界から「悪夢」を隔離し、別の「夢の世界」を構成してそこへと追い込む。
 この時、「悪夢=ナイトメア」はモンスターの形をとり、隔離された夢の世界にはそのナイトメアの力が何らかの形として表出される。

 (たとえば、ナイトメアが水系の力を持っていた場合、フィールドが海や川等々になったりするなど。)


 そしてダストは、構築した夢の世界に追い込んだナイトメアの退治――すなわち戦闘によるナイトメアの殲滅を、冒険者に依頼するのである。

 わざわざ手間をかけて別世界を構築し、その場所へとナイトメアを追い込む理由は一つ。
 戦闘により、夢を見ている者の精神を傷つけることを避けるためである。精神を傷つけられることで後々、その者の肉体・精神に不利益な障害が生じることもあるからだ。


 結論として、冒険者達が呼び出される夢の世界は、悪夢の被害者の精神世界から隔離された別の世界ということである。



 無論、その世界もまた夢、であるが――。
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